国語の勉強法 vol.2
・古典文法は大丈夫?基礎力をチェックしよう! (対象:高校生)
定期テスト、模試、センター試験などの対策を始める前に、古典文法の基礎は大丈夫ですか?
(実力チェック)
問一 次の下線部の活用形を答えなさい。
①蹴し鞠はいづこぞ。
②楽しからず。
③新たなれども、買はず。
問二 次の下線部①・②の用法(文法的意味)と活用形をそれぞれ答えなさい。
・男もす①なる日記といふものを、女もしてみんとてする②なり。
どうですか?即答できましたか?
「用言」「助動詞」はきちんと固めておかないと、問題演習をしてもわからないことだらけになっていまいますよ!活用表は当然として、助動詞は文法的意味や接続もしっかりと!
↓解答および解説はこちら。
問一
①連用形:「蹴る」はカ行下一段の動詞。直後の「し」が過去の助動詞「き」の連体形。「蹴」のみでは判断できないが、直後に連用形接続の「き」が来ることから、連用形と判断できる。
②未然形:「楽し」はシク活用の形容詞。「~から」は形容詞の未然形の一つ。①同様に直後の打消の助動詞「ず」が未然形接続であることからもわかる。
③已然形:「新たなり」はナリ活用の形容動詞。「~なれ」は已然形・命令形が考えられるが、直後の接続助詞「ども」が已然形接続であることから判断できる。
問二①伝聞・連体形 ②断定・終止形
★助動詞「なり」は二種類ある!
A 伝聞・推定(活用はラ変型):終止形接続
B 断定(活用は形容動詞型):連体形接続
す①なるはサ変動詞「す」の終止形に接続しているのでA、する②なりはサ変動詞「す」の連体形に接続しているのでB!
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